京の都には果たして浸れただろうか

祇園



北の方には行っても(なんだか北朝鮮のようですな)、
西側にはなかなか行く機会がなかったわけで。
で、やっと○○年振りに京都に今回行ってきました。
今月は、札幌から始まって京都で終わりの
結果的に、かなり忙しない旅月間になってしまいましたなぁ。
なにせ今回は一泊二日での強行旅行(ほとんど日帰りのようなものっすな)
なので、またしても倍速以上、かなり早回しの行脚です。
果たして空回りせずに、京の風情に浸れるだろうか。


まずは、四条から祇園はいわゆる骨董通りの「新門前通り」、
知恩院、八坂神社、そして清水寺方面へと向かうことにした。
祇園は初めてだったが、石畳、木造建築の風情あふれる街並みが
とても京都を象徴していると感じたね。
また、ここは夜の街。街の一角は飲み屋街なので、
夜に備えて、昼は眠っているような気がしないでもないね。


お昼は、八坂神社近くでぶらっと入ったお店。
地元御用達のような店で、お麩入りのうどんの
初食感を楽しんだ。また魚も数種類食べさせてくれ、
夜に一杯やりながら食事したい気軽な雰囲気の名店。
従業員のおもてなしに京の自信のある伝統をびしびし感じたね。


この通りは、伝統的な店がわりと多いのだろうか。
京の店には欠かせない暖簾の専門店、ジャパニーズ・ファブリックを使った
和風モダンな雑貨店など、いかにも京都といったところが見られた。
そして、どんどん進んで、清水寺へ上がる坂に「茶わん坂」
と名が付けられた通りがあるが、浅草の仲見世のような土産屋だろうか。
京焼きの陶器がいろいろと並べられてある。
カミサンは、かなり夢中で物色していたので、ワシ一人で清水へ登る。
さて、舞台からの景色はどんなものだっただろうかね。
全く記憶になかったので多少は期待していたが、やはり2度目
だからなのだろうか、それほど感動する景色ではなかったですなぁ。
もう少し後の紅葉時期だったら違っていたかもしれないね。


待ち歩きをしてかなり敏感になったのが、街中のいたるところに「電線」が
やたらに入り組んで張り巡らされているところ。
路地が多いのが、その理由のひとつだと思われるが、
せっかくの景観を損ねているような気がしてならない。
事実、撮影をしていても、この縦横無尽に走る「電線」が
妙に邪魔になって構図を決めるのに苦労してしまった。
この点で、北欧のように電柱をなくして、電線を水平に張るとすっきりするように、
より「いにしえ」の人たちが眺めていた京の街を体感できるのにと思ったね。



京都タワーを演出する雲』
京都駅に到着して早速、外に出ると、珍しい光景の京都タワーに遭遇。



知恩院
上部がフィルムのパーフォレーションのように見える。



『八坂神社』


『RAAK』

清水寺シリーズ

清水寺−重量オーバー』

清水寺−逆光光景』

清水寺−くだり坂』

清水寺−木々の向こうに』

清水寺−茶わん坂を見下ろす』





NIKON F2 Photomic・ZOOM Nikkor80〜200mm F5.6 1/125〜1/500 NEOPAN400