初のフィンランドクッキング〜


在日フィンランド友人に誘われ、フィンランド家庭料理セッションをしてきました。
昨年、ヘルシンキの友人宅で家庭料理に舌鼓みをし、なかなか旨いものだなぁと
思っていましたが、実際に自分で作ってみることになろうとはこれっぽっちも思いもしなかった訳で。


で、本日のメニューは、まず代表的お袋の味、カレリアパイ(卵付き)、そしてミートボール。
ソースはホームメイドのグレービーソース。デザートにはベリーいっぱいのタルト。
まず、カレリアパイ(カルリアン・ピーラッカ)ですが、フィンランドのK-Martなんかに
売っていたものは、ちっとも美味くなさそうだったので、実は買ってきても結局袋に入ったままだったなぁ。

で、早速に作業に入ったが、ワシが作るのは、カレリアパイです。
中身のミルク粥は既に出来上がっていたので、まず皮にあたる生地作りから。
小麦粉、ライ麦に、塩を溶いだ水を混ぜ、こねてこねてこねまくる。
そして、スーパーボールサイズに丸めた生地を、専用の麺棒で薄く伸ばしていき、
いわゆる「葉」の形に整形していくのが味噌ですな。
そして、先のミルク粥を皮で包んで葉の形になるようにしていくといった工程です。
あとは、オーブンで約10分(200度)焼いて出来上がりというシンプルかつ、
ある意味、家庭の味が出易い食べ物ですな。


カレリアパイの上に載せるものとしては、スモークサーモン、生ハムなどあるようですが、
ポピュラーなゆで卵をバターであえて作ったムナボイをチョイス。
ワシはというと、ひたすら皮作り。あたかも餃子の皮を作る勢いで、生地を丸めては
薄く伸ばしていくというループが永遠に続くであろうかの如く。
いや〜、いったい何個作ったんでしょうか。確か4回オーブンにかけたので、
ゆうに50個は超えていたはず。そして3時間の調理を終えて、テーブルに着いたのは夕方5時。


みんなで作ったので、このカレリアパイ、美味かったなぁ。
まぁ、形が悪いワシの作ったのも混ざってましたが、初回ということでお許しを。
形的には、いかにも「葉っぱ」というものが主流ですが、友人のものは
多少違っていたのでアレンジを加えていたのか、それとも彼らのオリジナルであるかは未確認。

http://en.wikipedia.org/wiki/Karelian_pasties


あいにく、7カ月ほどトンズラしてしまいました(笑)。
写真は相変わらず、flickrにアップしてましたので、雲隠れしていたわけではありませんが。
これからも、不定期で更新していきますんで、気長に宜しくお願いします。