スオメンリンナ島の極地的降雨

A boy at Suomenlinna



埼玉県・朝霞市周辺で極地的降雨
だったらしいが、フィンランド世界遺産
スオメンリンナ島で偶然にも同じような
光景を目にすることができた。
左右両端で極地的に雨が降っているのが
目視できると思います。
どこまで続くかわからない地平線を見ている
と、地球は丸いってのが実感できましたな。


友人の粋な計らいで訪れることができた
この島はフィンランドの南海岸を守る
要塞として防御壁が張り巡らされていて、
4つの島からなっているそうだ。
その昔、戦争で重要な舞台となった模様で
その痕跡がいたる場所に残っている。
洞窟を入るとどんどん狭くなっていったり、
守衛がここから監視していただろう小窓などからも、
その当時の様子を伺い知ることができる。


今では大砲や砲台、博物館、教会、レストラン
が点在する美しい公園になっていて、友人談によると
ミュージシャン、工芸作家などアーティストも
数多く住んでいて、夏にはフェスティバル
も開かれて盛り上がっているということだ。
島の中心部を散歩しているといつもと同様の環境だが、
一転、周囲を歩き始めると、起伏の多い地形、殺伐とした風景から
まさに島という離れた地に立っているというのが実感できる。
遠くにはシリアラインが停泊、ヘルシンキの街並みが見えるのでより一層だ。


途中、この島に在住の友人に偶然出逢ったが、
初対面にもかかわらず、まるでガイドの如く
島のこと、トップ画像の子供が乗っている碑
の近くにある古い大木の歴史のことについて
詳しく話してくれましたな。彼にとってはいつも通りの
行為だと思うが、なかなかこういうことは出来ないものだよ。
少しばかりだが、御礼にお土産を。
というか、これをガイド料で勘弁してと皮肉ったね。
近日に迫るストックホルム・マラソンに参加する
と言っていたが、完走できたかな。


マーケット広場にある船着場から
フェリーボートで揺られること約15分。
身近に世界遺産を巡る旅が実現できた興味深い場所になった。


JTライン社
ヘルシンキ・カードで利用した