E.G.アスプルンド展。あのフレーズは・・・

E.G.Asplund Exhibition



以前のブログで触れた、日本初!「E.G.アスプルンド展」
を滑り込みで観に行ってきた。
新橋近辺はかな〜り久々だったので、町並みは大きく変貌
していました。日テレ、松下電工電通など、
いわゆる汐留シオサイトとして再開発されています。
11の街区によって構成され、来年2007年に至るまで順次オープンする予定。
そして、その街区数に比例してショップ&レストラン、カフェも非常に多し。
今まで、新橋駅といえば、ヤクルトホールくらいしか来ることがなかったが、
ほとんど訪れることもなかったが、いわゆる「おじさんエリア」ながらも
楽しめるスポットがあるというのが良いっすね。


前置きはこのくらいにしておいてと、
本題の「アスプルンド展」ですが、平日の夕方にも
かかわらず、見に来ている方々多数おりました。
日本初の展示会は、アスプルンド作品の全貌を知るには
規模的にもちょうど良いものだったのでは。
図面・スケッチ、家具、模型のほか、吉村氏撮影の写真、
映像に加え、世界初公開の若き日の絵画などが展示。
特に、「森の墓地」の模型によって全貌が見られるのが良かった。
敷地が大きいのに、手抜きなく、きちんと傾斜が付けられた
ランドスケープにもなっていて、実際の目で見た様子が再現されていた。
もう一度、現地を訪れることがあればぜひこの目で見てみたいと思うところ。
こういう場所は、モノクロ撮影すると光の具合が
時間の経過でいい感じになるのだろうね。


で、気になったことがひとつ。
確か、「森の墓地」の図面・スケッチの右下の方だったと
思うが、4小節ほどの短いメロディが書かれていた。
譜割、音程から察するに、これはおそらく
ノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンによる
組曲ペール・ギュント」(グリーグ作曲)の中の「オーゼの死」
のメロディじゃないかなと。
もし、そうであれば彼らの間に何らかの関係があるのでしょうか。
今年はイプセンの没後100年で世界各地でイベントが開催されているようです。