行きの機内・トラブル編 (怒りモード、マックス!)

DK Visa

コペンハーゲン行き機内編2)   (5/27)


北欧おばさん方で相変わらず
回りはがやがやしてますが、
お腹も適度に満たされ、
映画を見ながらワインでも
楽しんでいるときだったでしょうかね。
ちょうど機内が消灯タイムに
入る前頃だったと思います。


突然、左の脚が冷てえ!!。
何が起こったんだ、「オイ、オイ、オォォーーーーイィ(アニマル浜口じゃないよ)!!」。
びっくりして通路側のかみさんの様子を伺うと困った顔というか、鬼のような表情だ。
そして視線を通路を挟んだ方の北欧おばさんに移すと、取り巻き連中も含み混乱している。
もう辺り騒然だ。


その様子を察知するに、それまで結構な量のお酒
(コニャックソーダ。ちゃんとチェックしてんだぞ!何杯飲んでんだ!)
を飲んでいたのだが、なにかの拍子でこぼれた、いや酔っ払っていて振りまいてしまったのだ。
おかげでカミさんの左脚ほとんどが酒まみれになってしまった。
即効スチュワーデスさんを呼んで事情を説明し、
このままでは冷たいので、とりあえず毛布でもらってしのいだ。
おばさんは酔っ払っているから、こっちに迷惑をかけていることなど
知る由もなしで謝りもしない。
「この〜○○○○!!」かみさんはかな〜り「ハラワタ」
が煮えくり返っていたが(ほんとにやばいんですよ、こういうとき普通じゃないから)、
明らかに抑えているのが見て取れた。とりあえず次やったら先ないからなっ!
ってな具合でなだめ、落ち着きましたが。
それからまるでスパイであるかのように二人で通路の向こう側を注視していました。
その後も床にコーヒーこぼしたり、勝手にワイン何本もバッグに突っ込んだり、
もうやりたい放題。なんだよ、一体このおばさん。

そして、しばらくしてとうとう最後通告を伝えるときがやってきてしまった。
怒りモードブッチギリ〜、もうレッドゾーンを遥かにオーバーしました。
「この、ば○あ〜、いい加減にしろ(もちろん日本語)、
バシッ、バシッ(肘掛をコブシで叩く音)」。二度目です。
今度は手が震えて床にこぼしてしまったようだ。
今回は注意していたため、危うく水害の難は逃れました。
念のため再度日本人スチュワーデスさんにご報告。
「これからお酒は与えないようにしますので」という通常あり得ない仕事を
させてしまい申し訳なかったです。
おばさんはその後、何事もなかったかのように眠りについてしまった。う〜〜〜っ、
謝罪の言葉もボディ・ランゲージなんかもないのか、このお・ば・は・ん・は!!

それほど海外旅行していませんが、思い起こしてみると
なぜか行きの機内ではトラブルがよく起こっています。
前回ロンドンに行ったときも他人の子供3人が動き回ったりで
うるさくてまったく眠られず、ニューオーリンズのときも座席が
カミさんと隣同士でなかった(これは旅行会社の手配ミスですね)ので、
脚が良くないおじさんに無理やり頼み込んで交代してもらったこともありました。

とにかく、しょうがないので二人とも気を落ち着かせて眠りに入ることにしました。
(実際は全然眠られなかったですが)

その後、おばさんは特に目立つ行動もなくなりました
(そうならないように我々のできる限りの眼力が利いたようです)。


そろそろ、コペンハーゲン到着と窓の景色をしげしげと見ていたところ、
その様子を伺っていたんでしょうな。
後ろの席の紳士、淑女がいろいろと景色の説明をし始めてくれました。
席越しにいろいろと話をしてみると、フィンランド・ヴァーサのご出身で、
現地の日本企業で勤務するご主人が勤続○○年記念で日本旅行
招待されたとのことでした(そういえば、しっかりとご自身の会社の
低反発座布団を使用していましたな。触らせてもらったら、気持ち良かった)。
到着まで時間もあるし、これも何かのご縁なので、フィンランド
お薦めスポット、他の情報などを聞きだすべく肉迫してみたりしました。
最後は、ぜひ、ヴァーサにいらっしゃいと強く念押しされてしまいました。

そんなんうちに、無事にコペンハーゲンのカストラップ空港に到着。
稀にみる、整然とした雰囲気の良い空港でした。
特に、フロアがウッディなのが最高ですな。
パスポートコントロールもなんなく通過、入国しました。

こちらからもどうぞ。
北欧女 vol.2 「酒乱」に悩まされ・・・そして憤怒の着陸 (5/27) - フード、コーでねぇと4~北欧女、まだまだ旅立つ    

なんとわかりやすくかつデザインがいい査証のスタンプにプチ感動です。

<次回はヘルシンキに到着します。>