正月気分も終わり

海福寺



お正月三が日が明けてしまったが、
年々、「正月気分」というものがかなり
薄れていくような気がしてならないね。
もっとも、元旦は恒例のご挨拶から始まるので、
これが唯一、お正月気分が感じられるところだろうか。


今年の東京の新年は例年とは違い、とても暖かった。
いつもなら、白い息を吐きながらお寺へ向かうことが
多かったので、なおさらそう感じたね。
確か以前、2002年にオペレッタを見た後の初詣はめちゃくちゃ
寒かったことを記憶しているが、ロングコートを
着込んでいたにもかかわらず、空気はきんきんに冷えていた。
こういうのを「しばれる」っていうのでしょうな。


で、今年も近所のお寺、「海福寺」、「羅漢寺」、「目黒不動尊」へ。
昨年、「海福寺」で無料で300年の歴史のある梵鐘を撞けるのを知っていたので、
迷わず向かったが、やっぱり除夜の鐘を鳴らすっていうのは特別なものがありますな。
こじんまりしたお寺ながら、地元に根付いてる雰囲気が心地良い。
特に近所にこういうお寺があるってのがさらに幸運です。
まぁ、この一帯はお寺が固まっているので、普段から守られているという気がしないでもないが。
しかも、ここの住職は結構若く、イケテいるというのも隠れた人気だろうか。
甘酒の無料提供あり、結構濃いです。


羅漢寺の初詣の楽しみは、無料で500体の「らかんさん」が拝見できること。
真夜中に見るというのも、こういうときでも無い限り不可能なので貴重ですな。
本堂では、両側を幾多の「らかんさん」に見守られながらお祈りする我らの姿は、
一瞬異様な光景に映るかもしれないが、もう慣れてしまいました。
物販コーナーでは、毎年、甘酒が無料で飲める。海福寺より薄め。


で、最後に「目黒不動尊」に寄ってみると、
これが、やはり気温のせいか、すでに本堂へ続く石段には
人出でぎゅうぎゅうだった。前に進むのもやっとという状態なので、
今日は諦めて出直すことにして、とりあえず屋台のたこ焼きでも食べるかね。
カミさんと二人でほくほく食べながら、天を仰ぐと珍しく満月の夜でしたなぁ。

来年は、真っ先に不動尊に寄ってから、逆順で詣でないといけないと学習しました。