夜遊び・ヘルシンキ編

WAHOO! at UMO JAZZ HOUSE



昨年行けなかった、UMO JAZZ CLUBへ。
夜になると昼間以上に、人通りが非常に少なく、
異常に静かなエリアで、東京の雑音に慣れ過ぎて
しまったワシにとっては何か物足りなく感じてしまった。


あいにく、UMOは通常営業のジャズのギグではなく、クラブイベントだった。
内容はというと、ヘルシンキで活躍中のDJチーム、WAHOOのクラブイベント。
フライヤーを見ると、なんとゲストに今年初頭に来日した人気の
The Five Corners QuintetのTEDDY ROKことテッポ・マキネンがゲストだった。
到着したのは11時頃だったが、まだ客もまばらで
これからまぁぼちぼち盛り上がっていきそうな気配だった。
クラブイベントとはいっても東京の着飾って行く楽しみも持つ
スタイルと比べるとなんだかやけに普段着でやぼったい感じですな。
それにストックホルムのクラブの雰囲気ともまるで違う。
これが、フィンランドのクラブに行くファッションスタイルなのかどうかは不明。
それから、踊り方も忙しく前進したり、後退したりと、妙に笑える動きをしていたね。
あと下半身を無意味に振っていたりと、特に女の子たちが積極的に踊ってましたな。
なんだか学園祭のダンス・パーティのような雰囲気が印象的だぞ。
(ステージの背中を向けたボーダー着用人物がTEDDY ROK)


12時を回ると徐々にフロアーも混雑してきて盛り上がり始めた。
DJもハウス、ソウル、ファンク、レアグルーヴ、ブラジルモノ
なんかを流れよく回し始めると、ご機嫌に踊り始め出した。
このとき周りを見てみると、踊らず男子だけでじっと固まっている連中が多いのに気づいた。
噂には聞いていたが、せっかくクラブに来ても結構シャイで
楽しめない男子連中が多いというのは本当だったようだ。


1時間あまり楽しんだが、今日着いたばかりで疲れてきたので
テッポにお別れをし、退散、帰宅。
帰り道のFive CornersのCDショップ、Degelius Musicは
このクラブ・イベントのスポンサーにもなっていた。
ショップを覗いてみると、おっやはりありますな。
Five Coners Quintetのほか、メンバーのJukka EskolaとTimo Lassyの
アナログもディスプレイされてました。しかもその陳列方法が
ちょっと日本ではお目にかかれない縦の帯状に見せる方法ってのが面白い。
当然、窓越しに飾ってあるのでジャケが日焼けしてしまうだろうなどと余計な心配をしてしまった。
まぁ、日中にゆっくり見てみることにしよう。





それにしても、まだ夜中の1時だというのに、かなり深夜感たっぷりの雰囲気だ。
街灯が少ないのがその理由のひとつだろうね。でも、治安は良いので安心できる。
暗闇とはこういった状況のことを言うのか、人影、車もほぼいないに等しい。
こんなに静まり返った夜を体感するのはいつ以来だろうか。
昨年は体験できなかった、こうした雰囲気のある街の佇まいが発見できたのは良かったね。