A night in Södermalm ♯2

Götgatan,Södermalm



次に連れて行ってもらったクラブhttp://www.petsoundsbar.se/
集まっているヒト達の層から判断してみても、
ここセーデルマルムでかなり人気のクラブでしょう。
男女、世代を問わずオシャレさんでいっぱいですな。
そんなswe人を見ながら、「あの人がオシャレNo.1じゃん!」
などと勝手に言っていたりしたなぁ。


で、まず地下の小さいステージで
新人アーティストのライブを聴いた。
全世界的に「スウェーデン・ポップ」とジャンルが確立
されているのは紛れもない事実で、新人なのに、
その質の高さ、成熟度には驚いた。
しかも演奏していたのは、まだ19歳の女の子のギター弾き語り。
もう何年もプレイしているかのような堂々とした
歌いっぷりでとても説得力のあるのが好印象だった。
この日は基本的に一人でパフォーマンスをする日だったようだ。
ワインレッドの革ジャケットをスマートに着込んだ
ミック・ジャガーを甘くしたような顔のマネージャーが
MCでアーティストを紹介していくというスタイルでライブは進んでいった。
友人の厚意で、彼女のすべて手書きサイン、イラストの入ったサンプラーCDをもらった
(後で聴いてみたら、ソロではなくバンドでの演奏だった)。
何組か見たアーティストの中には、エフェクターサンプラーなどを
駆使して実験的なスタイルをリアルタイムで再現もしていた。
このアーティストには、かなり拍手喝采でウケテいたなぁ。


実際にこの場にいて思ったが、「スウェーデン・ポップ」
が確立されていった背景の一つには、オーディエンスの真剣な
「耳」「眼差し」が常にあったからこそ質の高いものが
生まれてきたのではないかと考えてしまった。
また、それぞれ人の好きなタイプの音楽はあると思うが、
「ジャンルにとらわれずにイイモノは良いと思える」
音楽の土壌が肥えているのもその要因だと思う。
とうのも、友人のミュージシャンから
発せられた、そのフレーズが耳に残っていて、
ようやくこのクラブで体現したわけである。なるほどね。


そろそろ、最初のクラブに戻らなくてはいけないので、
地下から上に上がってみると、かなりの人でごった返していて
もう居場所がないっすな。ドリンクカウンターではスウェーデンのR&Rバンド
セキュリティチェックが必要ですのメンバーが仕事中。

Supershitty to the Max!
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5 爆走ロックンロール時代



友人はまたもや知り合いに遭遇。しばしのトークの後、
彼らと一緒にさっきのクラブに戻るとちょうど
UK出身のJames Blackshaw
のギグが始まるところで、こちらも満員状態だった。
12弦のアコースティック・ギターを駆使し奏でる音楽は、
世界を旅しているかのようなフレーバーの利いたオリジナル曲で、
音楽性、そしてテクニックともに驚愕。
伝統的にイギリスって名ギタリストが多いけど何故だろね。
友人のそのまた友人のヨハンソン(来日経験あり)がいたので、
小声で囁きあいながら(別にそういう関係じゃないよ)、
一緒に聴いていたが3曲聴いたところで、
明日の移動のために帰らなくては・・・。


O True Believers
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James Blackshaw
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すっかり居心地の良い夜遊びで大満足だが、
アルコール代、エントランス・フィーなどはどうなっていたんだっけ?
ん〜〜、友人にはこの上なく、とてもお世話になりました。
タック・ソー・ミュッケ!


明日は、一緒にランチすることでお別れ。
それにしても、夜のセーデルマルムはこれからっすね。
時間があったら、もう少し夜遊びしたかったのが本音。