3ヵ月ぶり。The Five Corners Quintet

The Five Corners Quintet



昨年のユッカ・エスコラ・クインテット(@フィンランド・カフェ)で来日したメンバー(ユッキス・ウオティラ除く)が、ファイヴ・コーナーズ・クインテットとして再来日しましたぞ。


海外からのギグは、だいたい最終日を聴くことにしているのだが、
今回は、音楽の神様から「初日を見ろ!」とのお告げがあったかどうかは
わからないが、モーション・ブルーでの初日を聴きに行くことにした(結果的には大正解だったわけで)。


とりあえず、整理券をもらいに現場へ向かうことにしよう。
馬車道から赤レンガ倉庫へ向かう途中、良さげな北欧アイテムを揃えたショップDECO BOCOを発見。
3年ほど前から営業しているそうで、品揃えもなかなかいいじゃないっすか。
横浜価格で、多少お安いっすな。ゆっくり見る時間もなかったので、
入手予定していたメラミン素材のカップなんかを購入したわけで。


さて、この周辺に来るときは以前はいつも桜木町から来ていたのですが、
みなとみらい線」ができてからは、かなり便利になったなぁ。
以前は、いわゆるオモテから、あの「大時計」を見ていたが、
ウラ(馬車道側)から見るのも、左手に大時計、右手は赤レンガ倉庫などと
なかなか壮大な風景でいい感じの雰囲気ですわ(特に夜の雰囲気は異国情緒満載ですがな)。


整理券配布時間も迫っているので、足早に向かっていたところ、
前方に外国人観光客と思しき一行が迫ってきた。
「ん、見覚えのある顔が・・・」
「あれ〜、テッポじゃん(ここは浜コトバで)!!ユッカもいるし!ティモも」
メンバー勢揃いでした(ツアーマネージャー含む)。
なんだか、偶然というか、運よく、本番前に出会ってしまいましたな。
一通りメンバーと再会を交わした後、夕食を取りに行くのか
ワールドポーターズ方面へ去っていったっす。
よしよし、これで苦労なく顔つなぎができたので、
ギグ終了後はゆっくり話してもらえるって訳ですわ。
途中の雑貨ショップで油売っておいて良かったなぁ!


混雑の中、無事に整理券入手後は、久々の中華街で食材購入。
水餃子で話題のお店「山東」は大行列で断念。
テレビの力ってやっぱり凄いっすな。
ここは、一本小道を入ったお店狙いで、これがガラガラガラ、はい大当たり。
地元の方々が団体で出入りしていたことからもわかる、人気のお店「龍鳳酒家」
「五目そば」はなじみの中華店とよく似ていて旨い。広東料理の店だからと思うが。
時間もないのでゆっくりできなかったが、次回は一品料理も頂いてみたくなりましたな。


急ぎ足で、赤レンガ倉庫方面へ向かいます。
途中、ワールドポーターズ内の「ハイカラ横丁」なる昔懐かしいグッズを
販売しているお店でメンバーへの日本的土産をゲット。良い物だけにワシも欲しかったっす。


モーション・ブルー到着。座席ほぼ満席状態で盛況。
DJ須永氏の気の利いたセレクトのチューンを楽しみつつ、ハイネケンの「ルービ」で乾杯。
今日という日を待ち望んでいたかのような温かい拍手の中、オンタイムでギグが始まった。
予定通り、メンバー全員がスーツで登場。
かつて50年代のアメリカのジャズメンがキメていたようなクールなスタイルだ。
バンドリーダーはテッポなので、明らかに張り切っている様子が
そのドラミングから手に取るようにわかるね。
そしてなんと言っても見ていて面白い。その動きがね。
爆笑問題の太田氏をほうふつさせる骨格と猫背な感じが絶妙。
ま、これはあくまで余談ということでお許しを。


当のドラミングはホントに素晴らしかった。
かなりヒューマン・フィールなビートで豊富なアイデア
楽曲の持っている別の側面(可能性)をもさらに引き出してくれるのはさすがっすね。
昨年のユッカ・エスコラのギグでも彼の素晴らしさを体感していたが、
今回はそれ以上の演奏で嬉しくなってしまったね。


お客さんのわりかし反応の良い雰囲気の中、スムーズに進行した。
全体的な演奏はというと、強烈な派手さはないが、楽曲の持っている
独特の雰囲気が何かマジックのように耳に入り込んでくるんだよね。
やはりCDでは捕らえきれないものが生音にはあるとつくづく感じたひと時だった。
欲を言えば、CDのあの雰囲気をフルメンバー揃ったところで聴いてみたかった。
こりゃ、ヘルシンキに行くしかないな。


わかる範囲のセットリストは以下で、CD未収録の新曲?も演奏されていました。
・Trading Eights
・Straight Up
・Three Corners
・Lighthouse
・Unsquare Bossa


終了後、お疲れの中、メンバーとひと通りスモールトークさせてもらった。
そして、近いうち、タイミングがよければ再会できるかもしれない・・・あちらで。


テッポはこの翌日のBlue note出演をとても喜んでいるに違いない。
なぜなら、フィンランドで初めてBlue noteレーベルから
リリースしたグループに在籍していたのだからね。
参考:Jukka Eskola Quintet Live


参考:「ウィーアーサイトスィーイング、ナウ。」・・ではなかった。 - フード、コーでねぇと4~北欧女、まだまだ旅立つ



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