ソウルはウィルソン・ピケットから
先月、惜しくも逝ってしまった、サザンソウルの代表的シンガー、Wilson Picket。
60〜70年代を突っ走り、何かとオーティス・レディング、サム・クックと比較されてしまうが、ピケットのアルバムは一番よく聴いていたし、正確に言うと聴く前に
プレイしていたのが彼のチューンばかりだったし、いろいろ学んだ。
ストレートな男臭さというか、その時代の空気がぎっしりと詰まり、
決して洩れることさえなく、揺ぎ無い地位を確立していたと思う。
振り返ってみると、ソウルの醍醐味がたくさん詰まった楽曲になっていることがよくわかる。
また後のJBやタワー・オブ・パワーなどのファンクバンドに大きな影響を与えたアレンジが光る。
ゴスペル出身、シャウタースタイルの、これぞソウルシンガーの鏡のような存在で、
主にアトランティックにLand of 1000 Dances,In the Midnight Hour,Funky Broadway,
I'm a Midnight Mover,Everybody Needs Somebody to Loveなど名曲ばかりを残してくれた。
ディスコっていうと、「ダンス天国」をまず思い出させるんだよなぁ。
合掌
このアルバムは、ホントによく聴いた。
名曲揃いのベストヒッツで何度リピートしたことか。
〝ラストソウルマン〟全盛期のヒット集
ジェイムズ・ブラウンとそのフレンズが共演したデトロイトでのスーパーライブ。
JBバンドにはソバージュ(賛否両論)の若かりしメイシオも参加している。
ウィルソン・ピケット、アレサ・フランクリン、ジョー・コッカー、ロバート・パーマー
がJBと共演を繰り広げるが、それぞれのアーティストの力量がはっきりとわかるのが興味深い。
ここでも、ピケットは頑張ってシャウターぶりを発揮している。
意外とJBに負けていないのが、故ロバート・パーマー。紳士でかっこいいっす。
廃盤なので、中古で見つけたら即買。
ジャム&ルイス、プロデュースのデビュー盤。
往年のソウル、R&Bのテイストを踏襲しながら、現代のフィーリングを注ぎ込んでいる。
楽曲の構成はシンプルながら、ソウルはやっぱり「歌」の魅力に尽きると感じさせられる。
サム・クックのカバーもあり、聴き込むほどに味の出てくる一枚。
クラブ、ダンス系