白州蒸溜所でご満悦

Hakusyu Distillery



自分自身の夏休みと称して、小淵沢方面へ
一泊旅行をしてきた。
国内旅行は3年振りかな。


最初の目的地は
小淵沢にあるサントリー
「白州蒸溜所」
(1973年開設)。

5年ほど前より、バーに行くとモルトウイスキーをよく
飲むようになり(正確にはマスターに勧められた)、
いろいろと教えを受けるうちに興味を持ったので、
この機会にと訪れてみたい場所だった。
京都郊外にある「山崎蒸溜所」も有名ですな。
こちらは1923年開設の、日本初のウイスキー蒸溜所
として世界的に知られていますね。
こちらは日本のモルトウイスキーの王様「響」で有名です。
昨年、ロンドンで開かれた、権威あるコンペでは、世界の数ある
ものの中から「響30年」が最高賞を受賞したようです。


前置きが長くなってしまったが、
敷地内には、ウイスキー博物館、ファクトリーショップ、
バー白州、レストラン、蒸溜所、ウイスキーギャラリー、
サントリー天然水白州工場、貯蔵庫 オーナーズカスクが点在。
そして、周囲には名水100選にも選ばれた尾白川、小鳥が集まる
バードサンクチュアリもあるので散歩にもうってつけだね。

ウイスキーの無料ガイドツアーに参加したが、
敷地が広いこともあり、なんとサントリー専用バス「白州バード号」で移動した。
このガイドツアー、侮るなかれ。
よく考えられた構成になっており、
テレビから流れる画像を使って、ビジュアル的にも
非常に理解しやすくなっています。


鳥のさえずりを聞きながら蒸溜所、形の異なる巨大な蒸溜釜を見学。
次に一度使った樽に火を入れて、樽の熟成力をよみがえらせる樽作業場へ。
さすがにこの道うん十年の職人さんの一発で火を消す技はスゴイものがあった。

余談ですが、ガイドのお兄さんはかなりイケてます。


そして、ウイスキーの匂いが強烈に漂ってくる貯蔵庫。
ドアを開けた瞬間、鼻孔まで匂いが入り込んでくるほどで、
もう酔っ払いそうな勢いです。
50万から最高額3千万までの樽自体を購入できる
オーナーズカスクもある。こりゃ、夢の夢だな。
製造の工程をじかに見ることができたのが良かった。
そして、最後は待ちに待った試飲。
ストレート、ロック、水と1対1と飲み方も選べる。
「北杜12年」のモルトウイスキー
スペインから取り寄せたシェリー樽を使った、
新製品の「アクアヴィーテ(生命の水)」を試した。
ロックで飲んだが、新感覚のウイスキーですな。少々ファジーです。
「北杜12年」はソーダ割を選んだが、なるほど
若者に向けた商品らしく甘めでわりと飲みやすい。
CMキャラクターにV6の岡田君を起用している狙いがよくわかったよ。
個人的にはやはりレストランで飲んだ「白州12年」が一番だ。
なぜか一緒に頼んだ蕎麦によく合った。
味はスモーキーフレーバーでキレがいいのが気に入った。
よくお店で飲んでいるアイラ島の、
BOWMORE12年(ボウモア)やLAPHROAIG10年(ラフロイグ)の
ピート香に共通するものがあるような感じだったな。
シガーで一緒にやるとこれまた最高に旨くてね。
最後に白州蒸溜所オリジナルグラスもゲットした。


予想以上に満足できる施設だった。
これからは、一層、こだわりを持ち続けて
飲みたいと思ったね。
お土産に蒸溜所限定(製造番号入り)の
シングルモルトウイスキーを購入した。

京都を訪れる際には、ぜひ「山崎蒸溜所」も制覇したい。


参考:スカイ島のかわりに白州町で - フード、コーでねぇと4~北欧女、まだまだ旅立つ