まずはぐるっと行脚してみるかね

Cafe Oscar

コペンハーゲン編)(6/3・午後その2)


ホテル近くには、思いっきり観光場所の
「人魚の像」「ゲフィオンの泉」なんかがあるね。
ここは、いつでも見られるので後に回すことに
して、Grønningen通りを下り、
Bredgade通りに入ると、
デンマーク工芸博物館を発見(もう閉まるところだ)。
そしてそのすぐ先にいかにも良さげなカフェ、
Cafe Oscarがあるじゃないすか。

暑いし、他に探す気力がなかったので、すかさず飛び込んだよ。
お昼どきをとっくに過ぎていたので、昼下がりのゆる〜い雰囲気がいいね。
さて、コペン初の食事ということで、わしらも少しはのんびりしてもいいいだろう。
早速、Carlsberg Beerを口に運ぶ。「ごくっ・・・うめぇ〜!」
いや〜、生き返ったね、まったく。まさに、わし、水を得た魚状態。
軽めにサラダなんか頂きながら、まったりというか、
すでにぐったりモードのわしら(疲れが出てきた。老人なもんで)。

そうしてるところに団体客、乱入。しかも30人くらいも来た。
言葉に耳を傾けると、ダンケ、ダンケ。ド、ドイツ人だ。
会社の慰安旅行なのか、男女入り混じり、
みんなビール飲み始めた(念のため、ソーセージはなし)。
しっかし、ドイツ人、ビール飲み始めると猛烈に話すわ、話すわ、大笑いするわ。
ここはビア・ホールじゃねぇんですがね、bitte!
まったりモードが一転、いらいらモードになったわ。
まったくドイツもこいつも。(座布団2枚ください)
早々に退散してストロイエまで行くことにした。


コンゲンス・ニュートーゥ(王様の広場ってなんだ?Kongens Nytorv)
が見えてきたので、やっと着いたわ。
やっぱり観光客で、いっぱいだね。とりあえず今日は時間もないので、
店を絞って見ることにした。まず、わしのどうしても行きたかった
Mads Nørgaardを探すことにした。地元コペンハーゲンの洋服ブランドだが、
日本ではまだ十分に入っていないのでかなり期待していた。おっ、発見!
うっかりすると見落としてしまいかねない店構えだね。
どれどれ、こちにしかない何かいいものあるかなと
奥に長い店内を見て回ったが、結構割高っすな。
確かに新作、セレクトショップ的なアイテムが並べられているのだが、
ん〜、ちょいと期待はずれだったなぁ。
結局なにも買わず、イケテル、ナイスミドルなDEN店員と少し話しただけ。


あとは、通りに何があるかブラっとしてから、Magasinへ寄った。
玩具コーナーで、おサルのフィギュア2体を入手してから、
のど渇いたので、デパ地下へ移動して、ジュースごくり、ジェラートをぺロリ。
本場の美味しそうなデニッシュもあったね。絞りたてのフルーツのジュースが
飲めるコーナーもある。東京とまったく変わんないね。


ジェラートぺろぺろしていると、
どデカイMatilda (マチルダ)Tシャツを着た少女を発見。
「あんなTシャツ、どこに売ってんのかね(念のため、わし、着ませんから)」
と思いつつ、目で追っていたのだが、
少女もなぜかわしの視線(念のため、妖しくないっすから)に
気づいたのか、じろじろ見られてしまった。
ん〜、ここで目をそらしては単なる妖しい東洋人と思われかねないぞ。
そこで、手を振ってみた。
そしたら、Matilda少女も振り返してくれたね。
カミさんに念のため、このことを言ってみたら、
すぐに彼女たちを追っかけて行った(わしが追いかける訳にはいかないのでね)。
いつも猪突猛進だからね(笑)。
どうやら、二人とも小学生でストロイエのどこかの店で買ったらしいが、探してみるかい。
それにしても、なかなか可愛い小学生だったね。英語も話せたようだよ。


夕食は、ストロイエのFrederiksberggadeにある
中華料理の北京楼(ベイジン)に決めた。
久々に中華を食べたくなったし、コペンハーゲン初日の食事を外したくなかったので。
20年の老舗らしいが、看板のネオン管のドギツサにちょっと戸惑ってしまった。
2Fに上がっていくと、なるほど本格的な中華料理店という内装だ。
中国人に混じってデンマーク人も働いている。皆てきぱきと。
チャーハン、春巻き、チンゲン菜、エビチリだったかな?をチョイスした。
味はなかなか良いっすよ。そして、お茶(中国茶)がやたらと旨く感じられたね。
海外では、こういうお店に入らない限り、お茶を飲めるチャンスがほとんどないので、
特に嬉しかった。一番落ち着ける瞬間と言ってもいいのではないかね。
チャーハンは食べ切れなかったので、一人前分持ち帰りすることにして包んでもらった。
明日、ホテルでの夕食の一品にすることにしよう。

途中で、中国の団体旅行客が30人ほど一気に入店してきた。
フロアスタッフは5人くらいしかいないので、滅茶苦茶大変そうだった。


さて、お腹も満杯になったので、帰ろうとするが、
勘定の際、わしら担当のメガネをかけた中国美人お姉さんに、
「この時間帯は、通りにスリがいるから、気を付けてね。
特に日本人、韓国人、中国人が狙われやすいから。」と警告される。
おー、やっぱり、噂どおり危ないのか。忠告シェー、シェー。
外は雨がぽつりと降り始めたところだった。
この場所は目の前がすぐチボリ公園
コペンハーゲン中央駅がある。今日はタクシーに乗って戻ります。
さて、ホテル前に着き、入り口に向かおうとすると、
いきなり横から自転車がやってきて、通り過ぎさまに「F○CK OFF!」と言われた。
なんだよ、そんなこといきなり言いやがって!と思うかもしれないが、こういうことです。
デンマークは自転車天国で、車、自転車、人間の順番に道路が明確に分かれているのです。
なので、人間は車を降りたときに、真ん中のゾーンにチャリが来ていないか確認して、
一番外側の歩行者専用道路まで渡らなければならないということなのよ。
ま、コペン初日で慣れないし、雨も降っていたこともあってほぼ未確認でした。
それにしても、チャリ乗っていた兄ちゃん、目茶怒った顔してたなぁ。
わし、わからん振りしてたけどね。わしら旅行者なんだから、そっちも気を付けてよ。