目黒とんかつ「とんき」〜今日もループ

目黒とんかつ「とんき」


4年前よりひと月に一度は食べに行っている、
目黒とんかつ「とんき」

東京いや日本全国でも有名な老舗ですが、
いつも食べる前からわくわくします。
なんせ、風向きによっては
駅前辺りでもいい匂いが漂ってくるんですから。


1階は手入れの行き届いた白木のカウンター、2階はテーブル席。
初めて行く方には絶対に1階で食べてほしいと思います。
完全カスタマイズされたオープンキッチンで全従業員の動作(完全分業制)がよくわかり、
サービスのどれをとってももうケチのつけようのない仕事をしているのが、
もう感動してしまう域なのです。

家族経営らしく長男?であるご主人の、揚がった「とんかつ」に
一定のリズムで包丁を入れるさまにはいつも見入ってしまいます。

カミさんは物心付く前から通っているようなので、思い入れが深く、
木製お金入れ机?(レジでないのが粋だね〜)近くの壁に掛けている額縁は
先代の頃からあるそうです。また昔は出前もしていたようです。

メニューは「ロース」「ヒレ」「串かつ」の3種類。
食べる前に気を付けてほしいのが、お皿に載っているマスタード
多めに付けて食べてしまうと非常に危険です。
あまりの辛子の利き過ぎに涙が出るどころか、鼻が変になりもがいてしまいます。
1年ほど前はこれほどキツイマスタードではなかったと思うのですが・・・
ま、これがやみつきになっていいんですけどね。

お肉はとてもジューシーで、衣もサクっ、
しかも油がいいものなので、お年寄りでも食べやすいです。
ご飯も炊き立てでとてもおいしく、お代わり自由なのが嬉しい。
しかも付け合せのキャベツは何度でもお代わりでき、必要な分だけ盛ってくれる。
これを僕は「ループキャベツ」と呼んでいます。
新鮮で適度な甘さで美味しいので、いつも3ループくらいは食べてしまいますね。

また店内は照明の数がやたらと多く異常に明るい。
カウンター、キッチンとまんべんなく考えられて配置されているので
暗い場所など全くないのが凄い(今度照明の数カウントしてみます)。
一人で来る方も多く、女性にもカップルにも人気で、
いつも混み合っているので、待つのは当たり前。すぐ座れたらラッキーなくらいです。

今まで何人か外国人の友人を誘ったことがあるのですが、
皆一様に食べる前からキッチンの様子に興味深々のようでした。
すっかりとんかつ好きになって、帰国してからも来日したら必ず
「とんき、とんきに行きたいっ(日本語)」と言っているほど好きなってしまったようです。
これからも食べられる限り、通い続けたいお店です。