3月が来れば思い出す味−青椒肉絲

チンジャオロースー



年始に公約を掲げた通り(近年の政治家よりいいんじゃないか)
料理を多めにするってことで、
中華の王道料理「チンジャオロース」。
おおっ、「チンジャオロース」って入力しても
漢字で自動変換してくれませんな。


で、すかさずウィキペディアWikipedia)で検索。
「(中国語:青椒肉丝(qīngjiāo ròusī)、チンジャオロースー(ロウスー、ルースーとも))は、
中華料理のひとつ。ピーマンと豚肉の細切り炒め。
青椒肉絲」−「青椒」とはピーマン、「絲」は細切りのこと。
つまり青椒肉絲とは、ピーマンと豚肉の細切りを胡麻油などで炒めた料理をいう。
漢民族にとっては、単に肉と言えば豚肉のことであり、日本で良くある細切り牛肉
を使ったものは正しくは「青椒牛肉絲」(qīngjiāo niúròusī、チンジャオニウロースー)と呼ぶ。
広東風のものは、オイスターソース(牡蠣油)、酒(紹興酒など)、
砂糖などを使って甘辛く調味し、四川風のものは唐辛子味噌と醤油などを使って辛く仕上げる」。


「チンジャオロースー」って語尾が伸びるんですなぁ。
てっきり、「〜ロース」だと思ってました。
今回、豚肉を使っての「ロースー」(結構気に入ってしまったので短縮形で使用)ですが、
なにしろ初めて作るので、材料の準備はカミさん任せってことでお許しを。
ウチの料理の先生はある意味スパルタ指導だ。調理中に口出ししないのは良いが、
出来上がった料理を食べて改善点を自覚させる作戦らしく、これは全く気が抜けない。
果たして「オレ流」が吉と出るか凶とでるか・・ナゾですな。


まず、下準備。風味漬けに重要な、しょうが、にんにくは細かくみじん切り。
ピーマン2種類(彩りをつける)、筍は同じくらいの細さに揃えて千切り(ここがポイントか)、豚肉も。
豚肉の下味は、片栗粉、ごま油、生醤油、塩、胡椒、お酒で漬け込み、まんべんなく揉む。
調味液は、お酒、みりん、オイスターソース、そして日頃より多用しているオカケン
(念のため、元男闘呼組の岡健ではあらず!)のスープの素、
生醤油、塩、胡椒、酢(分量は省略)。
下準備した順に材料を炒めて(前後することもあり。本当は「炒め」の前に油通しをする)、混合調味料を入れ、
水溶き片栗粉をさっとかけ、固まらないように急いでグイグイかき混ぜ・・・、完成!
下準備を丁寧にするかしないかで、出来上がりの良し悪しが決まるので、
次回はもう少し筍の大きさを細くしなければ(画像参照。見ての通りの太さ)。
少々食べずらかった?


実は、この「ロースー」には思い出がある。
まだ早いが3月頃になると○○年前の予備校時代を
終えて、やっと大学に入る直前を思い出す料理なのである。
それは、一人暮らしの友人の引越しの手伝いをするのに
朝早く訪ねると、思いがけず、朝ご飯に「ロースー」を出してくれたのだった。
よく見たら、クックドゥのレトルトだったが、
そんなことよりも友人の食生活(ワシはといえば弁当ばっかりだった)
に少し憧れた瞬間だったので、いまでも「ロースー」を食べると
思い出してしまう料理でもあるのだ。


おっと、重要なことを忘れてました。
器も料理のうちということで、プレートは、フィンランド・アラビア窯の24h。
かもめ食堂」で使用されていたので、入手した人も多いはずだが、
そういや、いま敷島パンパスコのCMが、なんとカフェ・スオミが舞台ですな。
まだ、かもめ効果を引きずってる、いや、まだまだ根強い人気なんですなぁ〜(近日、目黒シネマにて上映があるようだ)。
このCM、営業終了後の撮影ということですが、いや〜、オーナーのタパニさん達お忙しいそうでなによりです。
お元気ですかなぁ〜。それにしても、今度は何をデリバリーしようとカミさんは企んでいるのだろうか。

●「今週の営業終了」
カフェ・スオミヘルシンキ 2006.6)