フィンランド的ごった煮サウンド

Esa Helasvuo



70年代のフィンランドで活躍したピアニスト、
コンポーザー、アレンジャー、
Esa Helasvuo名義のアルバム。
ドラマーの故Edward Vesalaをフィーチャリング。
2002年に同じFinnvoxでリマスタリングされCDとしてリリース。
内容はいかにもフィンランド的。
いわゆるクラシック、ジャズ、トラッドなどのミックスで、
特にエドワード・ヴェサラのプレイがユニークです。
いい意味で好き勝手やっているので、
音楽がどの方向へ進むかわからないのが面白いところ。
特に、Track6はフィンランド的,7は変則ラグタイムっぽい感じです。
Esa Helasvuoは、多くのフィンランドの音楽家と同じように
シベリウスアカデミー出身。ヘッド・ハンターズの
マイク・クラークなんかも客員で教えているようですなぁ。なるほど。
それにしても、ジャケットの可愛らしさから受ける
イメージと音楽性がかなりかけはなれているのは何故でしょう?
素朴でほのぼのし過ぎなアートワーク。
これは、超フィンランド的過ぎるじゃない。
ジャケ買いして、いい意味で裏切られた一枚。


ESA HELASVUO´S THINK TANK LAND
EDWARD VESALA



Esa Helasvuo: Q  (Love Record201)

1. Pertin hiihtoreissu
2. Ornitologit
3. Num (Vesala)
4. Petting
5. 1'47" (Vesala)
6. Boa noiti meu amor
7. Rag Espoo
8. Nolla
9. Sun and mun (Helasvuo/Vesala)
10. Auringon laskun aikaan

composed by Esa Helasvuo, except A3 and A5 by Edward Vesala.

recorded May 1976, Finnvox Studios, Helsinki