「蚤の市」3箇所物語(2)

Israel Plads(Flea Market

コペンハーゲン編)    (6/4・午前その2)


ホテルへ戻ってからすぐに、第二の地、
Islael Plads(イスラエル広場)に向かった。
1駅先なので、徒歩で行くことにしたが、
この日は風が強くて髪を振り乱しながら
の道中だった。そして、歩いていると
道路になにやら、いっぱい巨大なものが
転がっている。何だろうね?
なんと「カタツムリ」。でかいので、エスカルゴだね。
どうせ殻だけだろうと思って内部を覗いたら、
ウニャウニャ動いているじゃん。ちゃんと生きていた。
ん〜、どうやら、草むらから道路に出てきたようだ。
昨夜、夜中に雨が降ったので、
のこのこ這い出してきたのかもしれんね。


国立美術館、地質学博物館、ローゼンボー離宮を過ぎると
Nørreport駅が見えてきた。
横に走っているFrederiksborggade通りを渡ると
右手に広場が見えてきたぞ。たくさんのワゴン出ているのでここだわ。  


早速、品定めに入ることにするか。
「ある、あった。これ良さげだわ」と思って、おばちゃんに
値段きいてみた。ふん、ふん、安い、安いね。
で、買おうとしたところ、地元のおばさんがいつの間にか
ささっとワシの横に擦り寄ってきて、
「このお皿のシリーズ、わたしコレクションしているのよ」と言って、
バッグから同じメーカーのアイテムも取り出して見せられた。
「だから、わたしに譲ってよ」だってさ。
おいおい、ワシが先に見つけたんだから、だめ、だめ。絶対だめだよ〜。
「あなたデンマーク語話せるの」。
どうやら、込み入った話しだから、デン語で交渉しようという魂胆だな。
ネイ、ネイ(ノー、ノー)。ワシら、わざわざ日本から来ているんだからさ。
お店のおばさんも、先に見つけたほうが買えばと言ってくれたので、助かった。
デンおばさんに、ワシ勝ったよ。
帰り際、この入手できなかったおばさんに
「ん〜、もう」みたいな感じで肩を叩かれたてしまった。(ていうか、ど突かれた)
まったく、どこの国のおばさんも一緒だな〜。


ここは、個人的にどうも当たりではなかったかな。
いわゆる、骨董(アンティーク)が多かったかね。
デザイン物では、アアルトの一番大きいフラワーベースもあった
(旅行者と思われる欧米人が買ってた)。
中には、日本の古道具(のれん、はし、茶箪笥なんか)を
扱っていた。やはり日本でバイイングしてくるのかね?
主に、カミさんは、キッチン周りの道具を
入手していたようだ。わしも、いいもの見つけたよ。
雨もちょっと振ってきたので、ぐるっと流して次の場所に移動してみよう。


参考:北欧女 vol.20 魔の三角地帯 (6/4) - フード、コーでねぇと4~北欧女、まだまだ旅立つ