■涼みたいので・・・やっぱり、熱いものが欲しくなる。
かなり力の抜けた1枚(ボサ・ノヴァだから当たり前か)だね。
このアルバムからピッツァレリ・ファンになるのはある意味、危険かも(笑)。
こてこて、ベタな側面を知っているだけにね。
アルバムのクオリティは高い。
サイドメンにブラジリアン・ミュージシャンを起用。
アントニオ・カルロス・ジョビンのDNAを継承している
孫のダニエル・ジョビン(Voで参加。ピアノも弾く)、
そして、嬉しいのがセザール・カマルゴ・マリアーノ(P)。
5年前にブルーノート来日。アイアート・モレイラ(per)、フローラ・プリム(vo)他。
いきなり、「赤とんぼ」を演奏(名演)。故エリス・レジーナの旦那。
また、VERVEのボサ・ノヴァ・ヒットに貢献した、ドン・セベスキー(arr)も参加。
個人的に、トラック10「Love Dance」(Ivan Lins)の選曲は△。
IVAN LINS自身の名演を聞いているだけに、彼のような
歌い方でないと何かもの足りない(IVAN LINS節が好きなんですわ)。
彼の書く曲はどれも素晴らしいが、
それほどカヴァーすることはとても難しいと感じたね。
ん〜、やはりピッツァレリは真のエンターテイナーなので、(歌、演奏で)
熱く、笑わせてくれない(真に受けないでください)と本領を発揮できないのか。
でも、それが一番彼らしいと思っているのはわしだけかな?